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室蘭シリーズ最後の週。
東室蘭駅にいつものように電車は遅れて19:40頃に着いた。
羊を喰うか野菜を喰うか、東京を出た時から迷っていた。結論はいつもの“自分なり”で、ひとまずジンギスカン屋を目指し、半分予想通り若い人で賑わっていたから回避。結局は野菜へ。
入ったのは『だるま屋』というボロいビルの目立たない1階に入っているラーメン屋。
なかなか小奇麗な店に入ったら常連らしい泥酔客が1名のみ。
テーブルに座って、まずは「生ビール(中)」500円と「もつ野菜」600円。
「もつ野菜」、これが喰いたかった。室蘭では野菜が中々喰えない。出先で野菜が喰いたくなるときに幾つか手段はあるが、時々やるのがラーメン屋に入って野菜炒めを喰うこと。が、ここではラーメン屋には基本的にラーメンしかない。野菜炒めは勿論、餃子もない店も多い。酒もないことがあるようで、ひどいのは店内に自販機があって缶ビールのロング缶を500円くらいで売っていたりするそうだ。
で、「もつ野菜」は嬉しかった。東京とか札幌でこれがこの値段なら不満と思うだろうが、嬉しかった。ビールの後、これで「ウーロンハイ」400円を飲み、さらに「黒霧島の水割り」400円を途中まで飲んだところでラーメンを頼む。
「しょうゆラーメン」700円にトッピングで「チャーチュー」200円に「白髪ネギ」100円。
ラーメンは“街のラーメン屋”のラーメンみたい。麺は中細の縮れ麺だが普通にスーパーで売っているレベル。スープも一応店で作ってはいるんだろうが、生臭みが残っている。喰えんことはないが酢を入れたら更に味がなくなった。化学調味料のキツイ食べ物を食べる時には酢を入れると抵抗が薄れる。それと同じことか。
でもチャーシューは厚いのが5切れも。“肉を喰っている”感があって嬉しい。が、プラス200円でこの肉感、味は期待しないこと。葱も悪くはないが、もう少し量が多いと尚良し。
トッピング、以前はモヤシだ野菜だとあったようだが今は白髪ネギ、味付玉子、バターのみ。やはり野菜不足と景気悪化か。

〆て2900円。大して旨くはないが、野菜を喰えた事、テーブルに萎びた店にはない酢やラー油などの小物があること、“半麺-100円”のような細かなメニューがあること、店が小綺麗なこと、などなどで宜しい。
また室蘭に来ることがあったら、まずはこの店に来て「もつ野菜」で酒を呑む。アテが足らなかったら「宇都宮餃子」か「もつ野菜」お代わり。で、〆は『じぇんとる麺』でカレーラーメンを喰うか『寿楽』で蕎麦を喰うか。半径50mで済む。これがお勧め。
10年くらい前、時々室蘭に来ていた。その時は函館からだったので、大抵は車を運転してのこと。もともと蕎麦は好きだった。で、北海道に来て来るまでアチコチ行くたびに、各地の蕎麦を喰っていたが、室蘭周辺、もっと限れば伊達紋別の蕎麦は秀逸だった。
北海道では全般に玄蕎麦は宜しかったが、器に載ってきたのを食べる時には、所感様々。
まず蕎麦の麺については蕎麦粉の強い"田舎蕎麦"、要するに目の粗い太めの挽きぐるみを「蝦夷蕎麦」と勝手に命名。その出来不出来と、汁の出来具合で色々と勝手に分類。
判り易かったのが道南。そばの粉は悪くないが、出来あがった蕎麦は雑な田舎そばでゴリゴリしていた。さらには汁もショッパイだけで出汁が弱い。このようなのを勝手に「函館系」と呼んでいた。
それに対して、伊達紋別エリアの蕎麦は見た目は「蝦夷蕎麦」なのだが麺に歯がモシャッと入っていって"噛んで喰う"感じ。それに加えて汁はシッカリした出汁をベースにした濃いもの。東京の汁の濃い奴を出汁を強くした感じ。要するに、出汁も濃くて旨く蕎麦も旨い素晴らしい蕎麦。これを「洞爺系」と勝手に呼んでいた。
当時、「洞爺系」蕎麦の頂点だった店は豊浦にあったが潰れたみたい。しかし、それに次いでいたのが伊達紋別の『そば順』。
加えて、当時はなかったと思うが、最近の周辺エリアで断トツの評価を得ている関東の系統の『翁』。これらに行きたくて、本数少なく移動にも不便なJRで行くべく計画をした。
ところが、以前から知っているここのネエサン達と話をしていたら、要は最終的に彼女らも評価していた店につき、車で連れて行ってくれた。
まずは1軒め、『そば順』。
店に入って迷わず頼んだのは、大昔に感動した「たこ天そば」850円。
来た蕎麦は非常に旨い。出汁は強く甘辛く、そこにモシャッと喰える麺とたこ天が絡んで、非常に旨い。若干の違和感は、たこ天がかき揚げ。以前はたこの個別テンプラだったと思うが、"蛸感"は弱い。かき揚としては宜しいが、蛸が少し勿体ない。土産に「たこ天丼」900円を頼んでしまった。朝飯に喰うべし。
次、『翁』
ここは最近のエリア一番店のようで、今回は来れないかなと諦めていた。が、"アシ"があれば楽勝、『そば順』の後に寄れた。でも当然ながら"胃"は楽勝ではなかった。
入ると非常に上品な店。品書きを見て「鴨せいろ」1365円を頼んだ。
あまり待たずに蕎麦が来た。
麺は二八で中細だが、歯応えシッカリでモシャモシャ喰える。これ、旨い。
出汁はサッパリ辛めだが旨み強く、宜しい。
同行ネエサンの「田舎そば」(土日限定)を少し貰って喰ったが、他の田舎そばと東京の更科の中間くらい。見た目は細く綺麗だが、"蕎麦感"もあって旨い。"街の心を以て田舎で育った"ような蕎麦。伊達まで来るなら二八よりこちらの方が良いかな。
しかし二八も田舎も、“洞爺の”蕎麦。非常に旨い。

↑ 二八蕎麦 ↑ 田舎蕎麦
蕎麦ばかり喰って腹一杯。どちらも非常に旨かった。憧れの蕎麦屋を満喫、大満足。
室蘭について晩飯を喰うのに、生ラムのジンギスカン屋があるようなので行ってみた。歩いていく距離だが早く寝たいのでタクシーで5分、中島の『まじ亭』。
中に入ると小さな店だが客は誰もいない。カウンターの中に若目のオヤジ。
まずは生ビールを頼み、メニューを見ると種類はあまりない。
仕方ないので「生ラム」700円と「お新香」200円。サラダは品切れ。
ラムは確かに生。「お新香」は沢庵だった。
沢庵を齧ってビールを呑みながら肉を焼く。
炭が少ないのか、鍋の温度が低くて中々焼けない。特に鍋に乗って来た玉葱が焼けない。
それでも1切れずつ丁寧に焼いて、焼けたのから喰ったらまぁまぁ。
でも今どき、生ラムは普通だがそれにしては旨くはない。タレも辛口だが薄めで物足らない。
この程度なら、昔のロール肉のジンギスカンを食べたくなる。
それよりも客が来て嬉しいのか店主が話しかけてきて、自分の身の上や身内の話などを色々と聞かされる。
寂しいのに申し訳ないが、面倒なので米を喰わず早々に退散。
「生ビール」380円を2杯と「ウーロンハイ」300円を1杯飲んで、1960円。
旨くはないが商売っ気もなし。
人の少ない街ではこんなもんで仕方ないか。

室蘭で若い仲間と飯を喰うことになった。室蘭は初めてとのことで一番らしい焼鳥屋『とり辰』へ。
焼鳥と「ホワイトアスパラのサラダ」、「馬のレバ刺し」、あと「ザンギ」を注文。ザンギは北海道版鳥唐揚げのことだが、骨付きだと「エンザンギ」というそうだ。これは知らなかった。



焼鳥、先日のものとは見た目は似ているが全く違う。美味しい。
ホワイトアスパラは水煮だが、東京などで見るものより遥かに太くて驚いた。
馬レバは少し時間が経って角が融け始めているが臭みなく美味しい。
ザンギは柔らかくて旨かった。
蕎麦を喰うためにこの辺で終了。
生ビールのあとハイボールを何杯か飲んで、二人で7800円くらい。なかなか宜しい。